46.過去世からのつながり
更に「5つのこと」を体感した時、不思議な感覚がありました。
「5つのこと」は、それまでほとんど知識としてなく、ほぼ、初めて理解する内容だったにも関わらず、
「これ、知っている」
と、感じたのです。
俗にいう、デジャブのような感覚でした。
以前から当たり前のように知っていた。
でも、一時期忘れていて、それを今回、想い出したような感じです。
懐かしさのような感覚すら、生じました。
そして、「この真理を、自分だけのもにしてはいけない、人に伝えないと」という強い使命感が生じた時も、
「自分は、この使命感を抱いて、今世に生まれてきた」
という感覚がありました。
実は、子供の頃から、
「自分は、何かをするはずだ」という感覚が、強くあったのです。
周囲の人、親であったり学校の先生方であったり、カウンセラーさんであったり、様々な方から、
「何かしそうだ」
と、ずっと言われてきました。
漠然と、「自分は、何をするはずなのだろう?」と、心の片隅で、ずっと思っていました。
「人に伝えなければ」という使命感が生じた時、
「子供の頃から感じていた『何か』はこのことだ!」
と、強く思いました。
そして、下記のこととも、リンクしたのです。
- なぜか、子供の頃から、お寺やお坊さんに強く惹かれたこと
- なぜか、子供の頃から、出家願望、修行願望が強かったこと
- なぜか、子供の頃から、「真理とは何か」「生きるとはどういうことか」を追い求めずには、いられなかったこと
- ヒーラーから、「過去生では出家していて瞑想修行していた」と言われたこと
- 仏教に出会った時(本を読んだ時)、何の疑問も無く、数十分で、
「これが探し求めていた真理だ!探し求めていた真理にようやく出会えた。
自分の人生は、真理を体得するためにある。そのために、どんな努力もする」
と強く強く思ったこと - 日本人には、なじみのない「輪廻転生」等のことも、初めて知った時から、何の疑いもなく、事実と信じたこと。
それまで、「過去世」というものに、あまり興味がありませんでしたが、
初めて、「過去世の影響で今世がある」と思うようにまりました。
恐らく私は、過去世で出家していて、涅槃を目指して、熱心に修行をしていたのでしょう。
でも、道半ばで、過去世を終えた。
「もっと修行したい。真理を体得したい」
そんな強い心のエネルギーで、今世に輪廻した、そう感じるようになりました。
「自分だけが楽になってはダメだ。人に伝えなければ」
という使命感も、きっと、過去世から繋がっているのだな、と思いました。
だとしたら、この10年だけでは無く、もっともっと長い時間、私は努力し、頑張ってきたはず。
それを無駄にせず、今までの精進を活かせるよう、さらに励もうと、決意も新たになりました。
私には、過去世を観る能力はありません。
全ては想像に過ぎません。
ただ、縁起の観点から考えても、
今世だけが急に始まり、死と共に終わる訳では無く、
全ては一切の流れ、循環ですから、
過去世から現世のつながりは、理に適った解釈だと思っています。