11.探し求めていた「真理」に出会う
心理学に限界を感じて。。。仏教との出会い
カウンセリン・心理学によって、
無意識・心の奥底にある気持ちに気づき、
悩みが解消されていくようになりました。
でも、だんだんと成果が頭打ちになります。
カウンセリングも50回くらい受けると、新しい気づきが無くなっていきました。
更に、強い体調不良による心の苦しみを、
心理学では解消することができませんでした。
「カウンセリングや心理学って、とても良いものだけれど、限界もあるのかなあ」
そんなことを考え始めていた時、
カウンセラーさんから、仏教をすすめられます。
「最近、朝日カルチャーセンターで、テーラワーダ仏教の瞑想を習っているの。
とても良い感じよ。まずは、仏教の本、読んでみて」
と。
「テーラワーダ仏教
(上座部仏教・初期仏教)」
は、タイやミャンマー、スリランカといった、「仏教三国」で主流の仏教です。
日本や中国で主流の「大乗仏教」と異なり、
ブッダが生前説いた教えを、今も変わらず伝承している流派で、
- 苦しみとは何か
- 苦しみから脱する方法
を伝えています。
この頃、限界を感じつつも、心理学に夢中で、
「心理学以上のものは無い」
と考えていたので、抵抗がありました。
カウンセリングを初めて受けた時のように、
「嫌だな~」と思っていました。
でも、お世話になっているカウンセラーさんがすすめて下さるので、
顔を立てるくらいの気持ちで、渋々、嫌々、本を読んでみました。
これが、探し求めていた真理だ!!!
その本は、難しい内容のものでは、ありませんでした。
仏教の教えを基盤に、生活上の生きづらさを改善するコツを紹介するような、かなり軽めの内容でした。
でも、本を読み始めて数10分で、確信しました。
「ああ、この仏教の教えが、子供の頃から追い求めていた『真理』だ。
真理は、やっぱりあったのだ。
長年、探していたものに、ようやく出会えた!!!」
もがき苦しみ、探しに探していたものに、
ようやく、ようやく、たどり着くことができた。
感動で、安堵で、喜びで、胸がいっぱいになりました。
10年以上前のことですが、
今でも、仏教に出会った、真理に出会ったその時のことを想い出すと、
感動や喜びで、涙が出そうになります。
「仏教の教えが真理だ」
この確信は、強まることはあっても、一度も揺らいだことがありません。
その本は、日本でテーラワーダ仏教といったら最も有名な、
アルボムッレ・スマナサーラ長老の本でした。
居てもたってもいられず、本を読んだ数日後に、
スマナサーラ長老に会いに行って、話しをさせて頂き、
更にその数日後に、瞑想会に参加して、
私の仏教生活がスタートすることになりました。