9.無意識への気づきで、人間関係が変化する
この頃、カウンセリングや勉強会といった、特殊な場だけではなく、
日常生活の中でも、今まで無自覚だった「潜在意識(無意識)」に気づけるようになっていきました。
初めて気づいたのは、姉と、メールのやり取りをしていた時のことです。
何度メールを送っても、姉が私の言い分を理解していない様子で、
モヤモヤや、イライラした気持ちになっていました。
その時、表面的に表れていた意識(顕在意識)は、
「なんで、これだけ丁寧に説明しても、姉は分からないのだろう。
どう説明したら、分かってもらえるのだろう」
というものでした。
でも、何回かメールを送るうちに、自分の無意識が分かりました。
本心では、
「姉の言い分は認めない。
私の意見が正しい。
だから、私の意見を聞け!!」
こんなことを思っていたのです!
そして、姉も同じように考えていることが、伝わってきました。
お互いに、コミュニケーションを取っているつもりが、相手の意見には耳を貸さず、
ただ単に、自分の意見を、押し付け合っていただけだったのです。
だから、いつまでたっても平行線で、モヤモヤ・イライラしていたのでした。
そこで、自分の意見は一旦脇に置き、姉の気持ちを尊重することで、
上手くコミュニケーションが取れるようになりました。
この件を境に、日常生活でも自分の無意識に気づくことが増え、
人間関係が良好になっていきました。