30.身体は苦しくても、心は苦しまない
「身体の感覚」と「心」が分離する
3か月、必死で身体の感覚に意識を向け続けたところ、
体調不良でも、心は落ち着いていられるようになりました。
肉体的苦痛だけをただ感じ、思考が生じないようになった
のです。
つまり、
身体の感覚と心が分離したような、別物として捉えられるようになったのです!
たとえば、強いめまいがあっても、その感覚をただ感じる。
ただ、それだけ。
「あ~苦しい、嫌だ~」
といったような思考が、生じないようになったのです。
思考が生じたしても、そのまま放っておいて、終わりにすることが、できるようになりました。
心は、とても楽になりました。
身体は苦しんでも、心は苦しくならない
仏教では、よく、このように言いますけれど、
初めて、それを実感することができたのです。
それまで、体調不良のグチを人に言いたい、同情して欲しいという欲がありました。
「私、こんなに苦しいの。気遣って!」
そんな欲が凄く強くて、具合が悪いと、外見的にも具合の悪そうな素振りをしていました。
でも、身体と心が分離してからは、「人に言いたい!」という気持ちも激減しました。
ただ身体が辛いだけで、心は苦しくないからです。
それからは、身体が辛くても、いつも笑っていられるようになりました。
だから、人に体調不良がバレることは、少なくなりました。
起き上がっていられないような体調不良の時でも、周囲の人には、とても健康に見えるようになったハズです。
この時から、暗い顔、しんどそうな表情をすることは、ほとんど無くなったと思います。
いつも、明るい表情でいられるように、なりました。