5.失恋でウツ発症。体調不良も加速
そんな体調不良に悩む私に、更なる苦しみが襲います。
25歳の時、6年付き合っていた恋人と破局するのです。
彼は唯一、私が対人恐怖を感じない人でした。
誰といても、緊張と恐怖でヘトヘトになるのに、
彼には自然に接することができて、彼と過ごすことが、私の安らぎでした。
そんな心安らぐ彼に、どっぷり依存していた私は、
別れると、1人では生きていけない心境になります。
寂しくて寂しくて耐えられない。
もう、人生が終わってしまったような感覚で、
毎日泣き崩れ、朝は起き上がれなくなり、
気が狂いそうなほどの絶望感を抱きました。
私は、ウツになっていました。
半寝たきりに。社会生活が送れなくなる
ウツになったことが、身体にも影響したのでしょう。
20代後半から、体調不良がどんどん加速します。
一番症状が酷かった10年ほどは、外出がほぼ不可能になり、
会社も休職を余儀なくされ、社会生活が全くできなくなりました。
- 強いめまいで、寝返りを打つどころか、首を1cmも動かすことができない
- 起き上がれないので、3m先のトイレまで行くことができない
- 一度トイレに行くと、ベットまで戻ることができないので、トイレの床で眠る
- 七転八倒するような全身の痛み
- 吐くものが無くなっても吐き気が止まらず、泣きながら胃液を吐き続ける
- 心臓を何かで締め付けられるかのような圧迫感で、呼吸がままならない。
息が吸えない、吐けない
毎日が、こんな感じでした。
「もう死ぬのか」と思ったことも、
救急車を呼ぼうと考えたことも、
何度も何度もありました。
辛くて辛くて、
「どうして自分だけ、こんな目にあうのか」
と、恨みがましい気持ちにもなりました。
働けないことで、
「将来、どうやって生活すれば良いのか」
という不安も、常に強くあり、
身体だけでなく、心もさらに病んでいきました。
もう、完全な悪循環です。
気が狂いそうで、でも狂うこともできず、
「気が狂ってくれ!」
「殺してくれ!」
と思っていました。