61章 うっかり、気づきを忘れて苦しむ
「流れ」に入る体験をして以来、
心はジェットコースターのように荒れ狂い、翻弄されそうになりながらも、必死で
「ただただ観察する、執着を手ばなす」
という実践をし続けるうちに、1年以上が経過していました。
一生分の煩悩が、まとめて生じたかのような狂おしい執着も、
だんだんと手ばなしていき、心は落ち着きを取り戻していきましたが、
今度は、内面ではなく、自分の外側で様々なトラブルが起こるようになりました。
大きなところでは、
・車の運転を始めて2か月で、右側通行脇見運転の車に正面衝突されたこと。
・事故自体は大したことは無かったのですが、その後の保険会社ともめて、折衝が、大変。
・家の賃貸貸借契約をしたものの、引っ越したら、説明と違う所だらけで住むことに支障があり、引っ越し2か月で、再度引っ越すことに。
・最終的には、不動産屋、大家さんとの間で、裁判所の調停にまで至る。(裁判所の調停、とても大変でした)
・更に、複数のクライアントさんから、やたらと非難されたり、怒りをぶつけられるようになったり。
・小さいことでは、布団をクリーニングに出したら、そのクリーニング店が火事になり、2か月布団が戻ってこなかったり。
・一番大変だったのは、コロナワクチンを打った後、後遺症で劇的にヒドイ体調不良に陥ったこと。
小さなトラブルを含めると、毎日毎日、トラブル続きで、だんだんと心も疲れてきました。
何か事が起こっても、心が整理されないうちに、次のトラブルが起こる。
怒りであるとか、不安であるとか、疲れとか、そういった心の動きを、キチンと気づきを保って観察すべきところだったのですが、
あまりにも次から次にトラブルが起こるので、上手く対応できずに、心はドンドン乱れていきました。
結局は、「執着」していたから、心が苦しくなってしまったのです。
・自分の思い通りになって欲しい
・事故にあいたくない
・保険会社や不動産屋さん、大家さんに、自分の言い分を理解して欲しい
・人に非難されたり、怒りをぶつけられたくない
・体調が悪くなって欲しくない etc
こういった欲にガッツリ執着してしまったことで、心は苦しくなってしまいました。
トラブルが始まって半年間、欲にしっかり執着して苦しみましたが、
半年後、我に返ります。
「髪の毛1本、コントロールできないのに、
私は様々なことをコントロールしようとしている。
それでは、苦しいはずだ」
と。
半年たってようやく、
コントロールなどできないことを、いかにコントロールしようとして、
自ら苦しみを生み出していたかに、気づきました。
我に返り、執着を手ばなし、様々な出来事を、ただあるがまま受け入れたことで、
当然ながら、心はスッと楽になりました。
再び、
「ただただ、現象を観察し、執着を手ばなす」
毎日になりました。
うっかり、欲にはまり込んだ半年。
良い経験・教訓になりました。
面白いことに、執着を手ばなしたら、体調不良以外のトラブルは、ピタっと止みました。
